
お 彼 岸

「お彼岸」という言葉は、インドで使われているサンスクリット語の「パーラミター」を訳したもので、
いろいろな迷いの多いこの世、こちら側の岸から悟りの世界の彼方の岸、彼岸へ
到達するという意味を持っているのです。
暑さ、寒さも彼岸までといいますが、春の彼岸は春分の日を中日に、
秋は秋分の日を中日に前後3日間を合わせ、合計7日間行なわれます。
中日は昼夜の長さが等しく、太陽が真東から出て真西へ入ります。
真西に沈む夕陽を拝みながら、その彼方にある浄土を思い、
そこにいるご先祖様を偲んで仏事を行なう期間です。
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